住まい

【インテリア入門】部屋をおしゃれにする照明器具の種類と使い方のコツ!

るにお先生

こんにちは、一級建築士のるにおです。早速ですが、照明器具の種類ってどれぐらいあるか、みなさんご存知でしょうか?

 

毎日何気なく使っている照明ですが、実は種類分けすると10種類以上も異なる照明が使われています。

 

照明器具の種類
  • シーリングライト
  • ペンダントライト
  • ダウンライト
  • シャンデリア
  • コーブ照明
  • コーニス照明
  • 蛍光灯ブラケットライト
  • フロアスタンドライト
  • テーブルスタンドライト
  • スポットライト

照明には多くの種類がありますが、それぞれ特徴に応じて、シーンや場所によって使い分けられています。
一般的な住宅に多いのは、シーリングライトペンダントライトダウンライトなどですが、その他にもこれだけ色んな種類があるんですね。

 

るにお先生

それだけではありません。これらの照明を使い分けられると色んなメリットもありますよ!

照明の効果
  • 空間に奥行き感が出て、部屋が広く見える
  • 素敵な雰囲気でリラックスできる
  • 明かりをコントロールし、不要な費用を削減できる
  • 勉強や作業に集中できる
  • 食べ物が美味しく見える

これらは本の一例にすぎませんが、普段私たちは電球によって色んな恩恵を受けているのです。
これらを理解した上で使い分けることができれば、生活のスタイルに合った自分らしい空間造りに近づくことができます。

 

ではその中でもどんな特徴があるのか。
またどんな使い分けができるのかをご紹介していきます。

 

るにお先生

建築インテリアに興味がある方の理解が少しでも深まることができれば幸いです。

全体照明と部分照明

照明を理解する上でまずこの2つが重要になります。
それは「空間全体を明るくするのか」もしくは「部分的に効果を加えるのか」ということです。

 

一般的に広く使用されている照明は「全体照明」が多く、ホテルやちょっとおしゃれなカフェなどは「部分照明」が効果的に使用されていることが多いですね。


出典:https://journal.anabuki-style.com/choice-living-light

 

一方、部分照明は「空間を明るくする」というよりも必要に応じてピンポイントに照らす補助照明としての活用が一般的です。
そのため賃貸物件や集合住宅では特定の行為(本を読むや絵を飾るなど)を満たすことが少ないこともあり、戸建て住宅リノベーションなどで設置するケースがほとんどです。

 

しかしスタンドライトやフットライトなど電源を確保することで、自分で容易に設置できるものが多いことも部分照明の特徴です。

るにお先生

ここからは一つ一つ説明していきます。

空間を明るくしてくれる「全体照明」

シーリングライト


出典:https://magazine.premoa.co.jp/seering/

日本の住宅では最も一般的に用いられている照明です。
天井に直付けするため、高い位置から部屋をまんべんなく照らします。
そのため1つの照明器具としては最も部屋を明るくすることができるタイプで、部屋を広く見せる効果もあります。

 

またシーリングライトには調光といって、明るさや光の色をコントロールできるタイプも多いのも特徴です。
明るく、蛍光色の光は勉強や仕事などに適するため、お子さんのお部屋やリビングに特に適しています。

 

シーリングライトの設置のためには、天井に「引っ掛けシーリング」という金物が付いている必要がありますが、これは他の照明を取付るためにも利用できます。
電気工事なども不要でご自身で取り替えもできるので、賃貸物件などでもお好みの照明を使用できます。

 

▼いずれも同様に引っ掛けシーリングです。

  • 部屋全体を均一に照らしてくれる明るい照明
  • 調光によって色温度や光量をコントロールできる
  • 比較的どこでも設置が容易
  • 部屋をすっきり、広く見せる

ペンダントライト

ペンダントライトは一般的にダイニングテーブルの上に設置されることが多い照明です。
それは特徴として「部分的にスポットを当てることができる」「空間のアクセントとなる」ことが大きな要因かと思います。

 

またペンダントライトはコードで吊るすことから、目線の高さの壁や地面を照らすことができるので、色温度の低い(暖色系)照明で照らすことによって、料理やカトラリーを美しくかつ美味しく見せることができます。

 

るにお先生

ちなみにダイニングに設置する場合、テーブルから60cm~80cmの高さに付けるのが一般的とされています。

 

近年ではトイレの一部のスペースや、コーナー壁に個性的なデザインのモノを設置する手法もよく見られます。
おしゃれなだけでなく、空間のメリハリになり、落ち着く空間にもなりますね。


出典:https://www.pinterest.jp/pin/788552215978002131/

  • 引っ掛けシーリングに設置し、コードで吊るすタイプ
  • インテリアとして空間のアクセントになる
  • デザインが豊富で個性を出せる
  • 部分的にスポットを当てることが可能
  • ダイニングに設置することで食べ物を美味しく見せる効果がある
  • 照らす範囲が中程度

ダウンライト

 

ダウンライトは店舗や商業用など、公共の建築に多い照明器具でしたが、LEDの急速な普及によって一般住宅でも広く用いられるようになりました。
ダウンライトが使われた空間は、シーリングなどに比べおしゃれな印象を与える照明ですが、その特徴に「照らす範囲が狭く、コントラストが大きい」ということが挙げられます。

 

出典:https://www.mecsumai.com/sumai/lifestyle/1801-2/

 

見て頂くとわかるように、ダウンライトは空間に明暗を作り出します。
そのため「おしゃれ」とか「ドラマチック」に見えますが、天井面や対象外の部分が暗くなるため、明かりが欲しい場合には多くの器具の設置が必要になります。(LEDでないと多大な電力が必要となる)

 

器具を天井面に埋め込んでしまうため、お部屋がとてもすっきりするという理由で人気が高いですが、照度が強いため寝室などに設置する際は眩しくならないよう注意が必要です。

るにお先生

ダウンライトの設置や電球の取り替えは専門業者が必要となることもあります。

  • 天井に埋め込むタイプのため空間がすっきりして見える
  • おしゃれなためインテリアのアクセントになる
  • ホコリがたまりにくいため掃除が容易
  • 1つの照明器具が照らす範囲は狭いため、複数コまとめて使うことが多い
  • 照度が強いため、対象物を際立たせることができる
  • 照らす範囲が狭いため、空間に明暗を作り出す

シャンデリア

華やかで豪華なイメージのあるシャンデリアは、古くからヨーロッパの協会や富裕層の邸宅に使われて来ましたが、アクリル製品の登場やLEDの普及によって、一般家庭でも選ばれるようになっていきました。

 

またデザインの幅も広くなり、シーリングライトでもシャンデリアを模したタイプが多く登場し、形式としてのシャンデリア人気も高まっています。

 

しかしデザインに特徴があるタイプが多いため、家具をコーディネートする際には注意が必要です。

  • ガラスやビーズの電球を複数使用している
  • 光が拡散するため、下に届く光が弱い
  • デザインに特徴があるため、選べる家具が限定され易い

間接照明

間接照明には天井それぞれを照らすタイプがありますが、それらの共通して言えることは照明器具が見えないため空間を緩やかに照らし、目に対しも優しい効果を持つということです。

 

また照明器具も直線的に設置することが多いため、LDKや玄関などの主要な照明として使われることもあります。

 

▼壁面を照らす間接照明器具

出典:https://www.stomach-band.com/entry/2016/09/28/000000

 

一般的には建築計画段階から設置箇所の検討が必要なため、戸建て住宅デザイナーズマンション等で使われることが多いですが、自作で間接照明を作ったり、器具単体が間接照明の体を成している製品もあります。

るにお先生

こういった物を活用すれば、賃貸でもおしゃれな雰囲気を作れますね!

コーブ照明

間接照明には2種類ありますが、コーブ照明は天井を照らすタイプです。
光が上方への広がっていく特徴があるため、天井が高く見える効果があります。

 


出典:https://www.lightstyle.jp/?cn=100026&shc=10068549

 

しかし同様に器具が上を向くため、設置部分の段差にホコリが溜まりやすく、定期的な手入れが必要になります。

  • 上方への広がりを演出できるため天井が高く見える
  • 設置部分にホコリが溜まりやすい
  • 天井の段差を利用できる

コーニス照明

コーブ照明は壁面を照らすタイプです。住宅では、玄関やTVの裏などを照らすことが多いことで知られています。
壁面を照らすことで、空間の奥行き感を出せる重厚感が出るといった効果があります。

 


出典:http://www.lighting-depot.jp/?cn=100026&shc=10000032

 

またコーニス照明は横もしくは下向きに器具が取り付けられるため、コーブ照明と比較するとホコリが溜まりにくいということも特徴です。

  • 壁を照らすことで重厚感や奥行き感が出る
  • 設置部分にホコリが比較的溜まりにくい
  • 壁の段差や梁の出っ張りを利用できる

空間をおしゃれに飾る「部分照明」

ブラケットライト


出典:https://www.garageland.jp/lighting-images/living12/fixy.html

 

ブラケットライトは、ホテルやレストラン、おしゃれなカフェなどで使われることが多く、一言で表現すると「高級感が出しやすい照明器具」です。
これは壁面を照らすタイプの照明の特徴で、同様に部屋を広く見せる効果もあります。

 

デザインはシンプルな物も多いですが、その選択肢は無限大に存在するため個性が出せるというのが最大の特徴です。
ただ設置には配線工事が必要なため、戸建て住宅やリフォームでの計画に限定されてしまうことが欠点です。

るにお先生

取付高さも調整できるため、階段などの吹き抜けスペースにもよく用いられます。

  • 壁に直接取り付けるタイプ
  • 部屋の奥行き感を出し、重厚感や上品な雰囲気になる
  • 自分で取付けが難しいく、場所も限られている
  • デザインが選べるため、部屋のアクセントになる

スタンドライト

スタンドライトは最も設置が簡単で、種類も豊富な照明です。
勉強机のおいているものがまさにそれです。

 

この照明にも2種類ありまして、テーブルに置くタイプと床に置くタイプです。
大きな性能の違いはありませんが、使い方とサイズが異なります。

 

ただ総称してスタンドライトは「デザインも多く個性が出せること」「勉強や読書など必要に応じて使用する局所照明であること」が大きな特徴です。

  • 大型のタイプもあり、インテリアの良し悪しを大きく左右する
  • 取付が容易で設置場所も選ばない
  • 装飾性が高く、個性が出せる
  • 読書や作業スペースにおすすめ
  • 器具によって光の方向性がある
  • 照らす範囲が狭いため局所的に使用可

フロアスタンドライト

フロアスタンドはソファの横や部屋の隅、チェストの横などに置かれることが多く、時に空間を構成する大きな要素となることもあります。

 

住宅展示場や建築雑誌の「モダンリビング」の豪邸なんかでは、こういったかなり大きいサイズのスタンドも目立ちます。

 

テーブルスタンドライト

勉強机に使われるスタンドライトのほとんどが昼光色でが、テーブルスタンドは電球色の温かみのある照明が人気です。

 

特にソファの横にサイドテーブルとセットで配置したり、ベッド横のナイトテーブル組み合わせることで、ロウソクのように落ち着く空間を作り出すことができます。

 

るにお先生

寝る前に部屋の明かりを徐々に暗くすることは、良質な睡眠を促すと科学的にも証明されているそうですよ。

フットライト

フットライトの主な使い方は、暗い場所の一時的な安全の確保が最も一般的です。
中でも特に多いのが、廊下や階段です。
また明暗センサーや人感センサーなどを組み合わせることによって、省エネ性も確保できます。

 

集合住宅や公共建築では安全灯としてだけでなく、外部の入口までのアプローチを魅力的に見せる器具としても使用されます。

 

  • 安全対策として廊下や階段によく使用される
  • 床面付近に設置する
  • センサー機能により、必要な時のみ作動することが可能
  • 公共建築ではアプローチなどにも使用される

スポットライト


出典:https://www.bu-light.com/shop/0000024997.html

 

美術館では基本的に対象物を照らす照明として広く使われています。
また他の公共建築でも壁面を照らしたり、吹き抜け部分の照明として使われることも多いですが、一番の特徴は「対象物を照らすのに優れていて、方向性がある」ということです。

 


出典:https://www.garageland.jp/lighting-images/living12/post_119.html

 

またマンションや賃貸住宅でもダクトレールを使用すれば取り付けることもできるため、デザイン性の高いものをリビング照明として使うことも人気です。

  • 天井や壁面に直接、もしくはダクトレールに設置
  • 照度が強いため、対象物を際立たせることができる
  • 壁を照らすことで重厚感や奥行き感が出る
  • 照らす範囲が狭いが、光の方向を容易に変えられる
  • 吹き抜けスペースなどでも使用される
るにお先生

間接照明やペンダントライトを使った実例をご紹介しますので是非読んでいって下さい。

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るにお
一級建築士。 大手住宅メーカーで設計士として30件以上新築戸建てを手がける。 「地元川越の魅力をもっと伝えたい!」という思いから、ランチブログを開設。 現在はゲストハウス作りに奮闘中。